LANネットワークが全体的にダウンしている場合の切り分け、Windows10、切り分け、ネットワーク、ループ検知、

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ある部署のローカルエリアネットワーク(LAN)が全体的にダウンしている場合の切り分け方法をメモしておきます。

(1) まず、疑うのがネットワークのループです、ネットワークの機器を入れ替えたり、配線をつなぎ変えたりした場合に、間違えてLANケーブルでループ状態を作ってしまうとローカルネットワークがダウンしてしまいます。

1つのネットワークハブに、1本のLANケーブルの両端が挿さってしまっていたり、2つのネットワークハブ間で、カスケード接続が2本挿さってしまっている場合もあります。

とりあえず、もしネットワーク上にループ検知機能付きのハブが存在すればそれを確認するなり、常設のループ検知ハブが無ければ、持ち込みの検証用のループ検知付きのハブをつなぐなりして、ネットワークループが発生していないかをまず確認します。

これは、一時的にループを検知するために使用できれば良いので、安価なループ検知機能付きネットワークハブをストックしておくか、速度100Mbpsの古いハブでも十分に使えますのでループ検知機能付きハブが不要になった場合には1つは確保しておくと確認作業が迅速に行えると思います。

ループ検知機能付きハブがない状態で、たくさんのLANケーブルの中からループを起こしているケーブルを見つけ出すのは困難なので、ここは道具に頼ったほうがよいでしょう。

もし、ループ検知機能が反応しているようでしたら、LANケーブルの配線間違いが発生していますので、島ハブごとなどに、少数単位にネットワークを分けてから、一時的にLANケーブルを抜いてみて、どこでネットワークがループを起こしているかを確認していきます。

(2) 次に疑うのが、ネットワークハブのフリーズです、島ハブごとなどに、ネットワークハブの電源ケーブルを抜き差ししてネットワークハブを再起動してから、隣のパソコンへPINGを打ち、LANネットワークが正常化するかどうかを確認します。

一時的なネットワークハブの通信のフリーズでしたら、これで解消する場合もあります。

何回もネットワークハブの通信のフリーズの再発が起こるようでしたら、ネットワークハブが壊れかけている可能性があるので、ネットワークハブの交換を考えたほうがよいでしょう。

(3) あとは、ネットワークハブの故障です、メインの基幹ハブ、VLANの切ってあるL3スイッチ、島ハブなどいろいろありますが、代替えが効くものならば、最小のネットワーク構成で検証用の予備のネットワークハブなどに交換してみて、ネットワークが復旧するかどうかを確認します。

 

ループ検知機能付きハブ 5ポート