不要なBit Lockerサービス(ハードディスクの暗号化)を停止する、Windows10pro、推奨設定、

不要なBit Lockerサービス(ハードディスクの暗号化)を停止する、Windows10pro、推奨設定、

会社などでBit Locker(ハードディスクの暗号化)の使用を指示されている場合は別ですが、

安易にハードディスクの暗号化を行うと、パソコンの故障時にデータを失うというデメリットが大きいのでBit Lockerによる暗号化が特別に必要でない場合は、Bit Lokerサービスを停止しておくのが良いでしょう。

ディスクの暗号化はWindows10pro(Vista以降のpro版以上OS)などにGUIが標準装備されていて、利用可能な環境ならば(TPMチップ搭載&BIOSが有効の場合)、エクスプローラのドライブの右クリックから簡単に使用出来ますが、(あとWindowsアップデートで勝手に暗号化されたり、工場出荷状態で暗号化が有効な場合もあります)

暗号化の解除に必要な、48桁の回復キーをメモせずに使用していると、故障時にハードディスクを抜いてデータを抽出しようとしたり、パソコンのマザーボード部品を交換したときなどに暗号化でロックされたハードディスクの中のデータを失う原因となってしまいます。

[対処法]
BitLockerによる、ハードディスクの暗号化が既に開始されているかどうかを確認するには、

スタートメニュー -> Windowsシステムツール -> Windows管理ツール->
コンピュータの管理 -> ディスクの管理から、

Cドライブなどが「BitLockerにより暗号化済み」と表示されていなければ、
まだ暗号化は始まっていませんので、BitLocker サービスを[無効]にしても大丈夫です。

BitLockerサービスの無効化の方法は、

スタートメニュー -> Windowsシステムツール -> Windows管理ツール->
コンピュータの管理 -> サービスとアプリケーション から、
サービスのメニューを開いて、「Bitlocker Drive Encryption Service」を探して、サービスの状態が[手動]かつ[停止]状態であればまだBitLockerを使用していないので、前もって[無効]にしておきましょう、

また、サービスの状態が[有効]の場合でも、前述のディスクの管理で、各パーティションが「BitLockerにより暗号化済み」と表示されていなければ、BitLockerサービスを[停止]して[無効]にしても大丈夫です。

これで、BitLockerサービスが再始動されない限りBitLokerを使えないように出来ます。

2021/10頃のWindows10proの使用状況では、未使用状態のBitLokerサービスを停止することによる影響はほぼ無いようです。

(BitLockerによりパソコンが文鎮化した場合には、データは失われてしまいますが、
ハードディスクのデータを削除してOSをクリーンインストールやリカバリすることは可能です。)